女性アスリートの三主徴(一般女性にも関係ありますよ！)
福山市のパーソナルトレーナー大賀です。
今まで女性アスリートに携わる事が多かったので何度も勉強していたのですが、久しぶりに復習という事で「女性アスリートの三主徴」を調べてみました。
女性アスリートの三主徴（Female Athlete Triad :FAT）とは？
①Low energy availability（利用可能エネルギー不足）
③骨粗鬆症
上記３つの事であり、パフォーマンスの低下や傷害はたまた生涯に関わる事など様々ことに影響をします。
その為、女性アスリートを指導する際には気をつけておきたい事柄です。
ではこの3つを簡単に説明します。
①Low energy availability（利用可能エネルギー不足）
運動による消費エネルギー量と食事からの摂取エネルギー量が伴っておらず、日常生活に必要なエネルギー量が不足している状態です。
この状況が継続すると脳からのホルモン分泌（黄体形成ホルモン）が低下します。
＊黄体形成ホルモンは排卵を誘発する作用があるので、分泌が低下すると無月経を引き起こす可能性があります。
3ヶ月以上月経が停止している状態の「続発性無月経」のうち運動が原因と考えられる運動性無月経。
（無月経の要因）
・Low energy availability
・精神的・身体的ストレス
・体重・体脂肪率の減少
・ホルモン環境の変化
無月経が継続するとエストロゲン（女性ホルモン）が低い状態になり骨量の低下に繋がります。
③骨粗鬆症 ＊言葉に出すといつも噛みそうです。
骨量が減少をして骨折をしやすい症状。
一般的には女性の閉経後、加齢による老人性による骨粗鬆症ですが、若い女性も無月経からの骨量減少という事もあります。
特に学生10代の頃は骨密度の増加率が最も高く、その頃に激しいトレーニングや過度な体重制限をしていると20歳頃にピークになる最大骨量（peak born mass）が低くなってしまうので注意が必要です。
＊11〜14歳がもっとも骨密度が増加する。
簡単ではありますが、これが「女性アスリートの三主徴」になります。
男女関係なく適切な運動とその運動に伴ったバランスの良い食事が必要という事ですね！
簡単な内容ですが、女性アスリート指導の参考になればと思います！
ただこれはアスリート限らず一般の女性にも当てはまります。
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